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家づくり成功術 気になる強さと断熱の話

Lesson5

日本の風土に合った木造ただし気をつけることとは?

 

チェック
日本の風土に合った木造
ただし気をつけることとは?

安心、安全、心地よさを得るために気になるのが、強さや断熱といった性能です。家に求められる強さとは、「地震や台風に対する強さ」と「耐久性」の2種類。また断熱・気密性能の確保は、住み心地にもかかわる重要なポイントとなります。

 

日本の風土に合った木造ただし気をつけることとは?

  • 強さや断熱について知ろう

 

地震や台風に対する強さ

巨大地震では「命」を守り、
大地震では「命と財産」を守る

家にはいつも屋根や床・壁、設備機器や家具などの重さが上から下へのしかかっています。一方、地震の揺れや強い風は、家に対して横方向に大きな力をかけてきます。こうした突発的な横方向の力にも負けない強さを持たせることが、家づくりでは求められます。

家や建物のさまざまな性能や仕様の最低基準を示した建築基準法では、家の強さを次のように定めています。数百年に一度起こる巨大な地震では、命を守ることが最優先。家が損傷を受けるのは仕方ないけれど、崩れ落ちることはないよう求めています。これに対し数十年に一度の大きな地震では、命と財産の両方を守ろうと考えます。家そのものも小さな手直しさえすればそのまま住めるよう、損傷を受けない強さとすることを求めています。

 

巨大地震では「命」を守り、大地震では「命と財産」を守る

建築基準法が定める耐震性・耐風性
地震の大きさ 数百年に一度の地震
(震度6~7)
台風の大きさ 500年に一度の台風

崩れ落ちない=命を守る

 
地震の大きさ 数十年に一度の地震
(震度5強)
台風の大きさ 50年に一度の台風

少しの手直しで住める=命と財産を守る

木造住宅では、「地盤と基礎、壁の多さとバランス、床や屋根の面的な強さ、接合部の強さ」を確保して耐震性を高めます。具体的には、下のような方法をとります。

木造住宅で耐震性を高める方法
地盤 スウェーデン式サウンディング試験などで地盤の強さを計測し、地盤が弱い場合には「地盤改良」、「杭基礎」などで対応します
基礎

地盤の強さに応じて「布基礎」「ベタ基礎」「杭基礎」を選びます

 

布基礎 ベタ基礎

耐力壁の量

筋かいや構造用合板を入れた「耐力壁」を、家の面積や重さに応じて一定量確保します

 

耐力壁の量

耐力壁のバランス

耐力壁の位置が偏りすぎないよう、バランス良く配置します

 

耐力壁のバランス

床・屋根

面的な強さ

火打梁構造用合板を入れて強さを確保します

結合部

柱・梁・土台・筋かいなどの接合部を金物で固定し、地震で揺れても部材が引き抜けないようにします

 

結合部

 

 

耐久性

湿気とシロアリ
木の大敵から守るためにすること

もう1つ木造住宅で注意が必要なのは、腐朽やシロアリに対する強さ、いわゆる「耐久性」です。耐久性を高めるために必要なのは、木の大敵である湿度を低い状態に保つこと。そうすれば家は長もちし、快適に過ごせます。耐久性の高い家にするための注意ポイントは次のとおりです。

耐久性を高める工夫
耐久性の
高い木を使う
・土台には、ヒノキ、ヒバ、クリなどを用いる
・柱や梁には、ヒノキ、スギ、ヒバ、カラマツ、クリ、ベイマツなどを用いる
シロアリから守る ・床下点検口を設け、点検しやすいつくりにしておく
・薬剤処理を施す
壁内や床下の
湿度を低くする
・外壁内の通気と床下の換気を行う
・土台と基礎の間に換気パッキンを挟む
 

換気

水回りのつくりに
配慮する
・水回りは下屋に配置する
・ユニットバスを使う。
  在来工法の浴室の場合は基礎を高くする
・日常的な換気をしっかり行う
 

下屋

軒の出を深くする
・雨が外壁に当たらないようにする

腐朽やシロアリを防ぐ最大の方法は、壁内や床下も含めた家全体の湿度を下げること。そのために床下換気や壁体内の通気を確保し、結露を抑えることが重要です。


吉住工務店は…

吉住工務店ではシロアリに強い国産ヒノキを土台に用い、耐久性を確保しています。また床下などの通風を確保して湿度を低く抑え、いつでも点検しやすいように点検口を設けています。防蟻剤は使いません。効力を保つ為には定期的に塗り直す必要があり、健康への影響も心配だからです。

建築事例はこちら

 

吉住工務店ではシロアリに強い国産ヒノキを土台に用い、耐久性を確保しています


  

 

断熱・気密との付き合い方

高断熱ならいいわけではない、
メリットとデメリットを知る

家の外壁まわりの断熱性能を高めることは、健康に過ごすためにも大切です。家全体の温度が一定になるので、冬、居室とトイレなどの温度差がもたらすヒートショックも防げます。

高断熱の家は室内の暖気や冷気を逃がしにくいので、基本的に冷暖房効率は高くなります。ただし、デメリットもあります。夏の夜は小屋裏や壁内にこもった熱が逃げにくく、いつまでも暑さが残ります。冬は、日中の暖かさを屋根や壁から取り込むことはできません。また気密性の高い家は、壁体内の結露を起こしにくく耐久性が高いのがメリットです。半面、窓を閉じたままだと通気量が少ないため、シックハウス対策で計画換気が義務づけられました。

このように一般的な高気密・高断熱住宅は、外の環境と遮断することを前提としており、いわば魔法瓶住宅とも呼べるものです。エアコンをつけることで室内の快適性を保ちます。でも、もっと風や光を積極的に取り入れれば、機械に頼らずに気持ちよく過ごせるのでないでしょうか。そんな考えで生まれたのが、エアパス工法です。

                    エアパス工法はこちら

 

高断熱ならいいわけではない、メリットとデメリットを知る


吉住工務店は…

吉住工務店は、エアパス工法を採用しています。エアパス工法は、「高気密・高断熱」に「外壁内通気」を組み合わせ、四季の変化をもつ日本の風土に合わせて快適に過ごせるように工夫した工法です。

外断熱した外壁の内部に通気層を設け、小屋裏と床下に用意した換気口を開け閉めできるようにしました。夏は上下の換気口を開けて、日射で熱せられた壁内の空気を排出します。冬は上下の換気口を閉めて壁内に空気を閉じ込め、断熱層としての効果を高めます。こうして機械の力に頼らず、自然の力を利用して、心地よい室内環境を保ちます。また壁内の通気を確保するため、壁内の見えない結露防止にも役立ちます。

エアパスについてもっとよく知る

 

壁の中を空気が流れ、
暑い空気を外に出すので家の中は快適に

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