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木の生命力

平川 喜規 自己紹介へ
2019/03/29(金) 日々のこと

みなさまこんにちは。

金曜日担当の平川です。

 

春の陽気を感じる日が多くなってきましたね。

桜が咲くのが楽しみです。

 

そんな陽気に包まれたよく晴れた日に、非常に貴重な体験をさせて頂きました。

 

その時のお話しをさせて頂きます。

 

普段木の家を身近に感じている私たちですが、目にしている木といえば木材。

綺麗に木から切り出された柱や床材です。

 

この木材が、杉や桧から切り出されている事は、頭では十分わかっているつもりでも、実際にどのように自然の木が切り倒され、どのような過程でこの柱になっているかを目で見たことはありませんでした・・・。

 

それでは本当にお客様に自然の家の魅力をお伝えする事ができない。

 

という事で行ってまいりました。

 

丹波にある山の中に入り、実際に建物の柱に使われる木を伐採する所をこの目で見てまいりました。

 

この日は非常に天気が良く、ポカポカ陽気でしたが、山の中はとても澄んだ空気で、少し寒いくらいでした。

いわゆるマイナスイオンのような心地よい空気感でした。

 

山の中には杉と桧が立ち並んでいるのですが、その木々たちはよく見ると様々な太さだったり、まっすぐなものだったり、曲がっているものだったり。

この無数に並んでいる木々たちから、どの木を柱とするかを選定し、伐採する気を決めていくのだそうです。

 

職人の目が光ります。

 

選定され、印がつけられた木はひときわ太く、まっすぐに育った桧の木でした。

 

いよいよ職人さんのチェーンソーが木の根元に入っていきます。

この時、私たちはなかなかの遠い場所から見るようにと言われました。

木の背丈の2倍は離れるよう言われ、30~40mくらい離れた場所から職人さんを見守りました。

 

チェーンソーの激しい音が山の中に響き渡ります。

 

チェーンソーの刃が木に食い込み、動かなくなりながら、何度も位置を変えて徐々に太い木に切りこみが入れられていきます。

 

激しい戦いの末、ついに木が倒れ始めました!

 

バキバキバキ!!と激しい音を立てながら大木が倒れていきます。

 

とても太い木ですが、地面に倒れる時には激しくしなっていました。

 

その迫力ある光景に私たちはくぎ付けになっていました。

 

そして辺り一面は切り倒された木の幹からは放たれる桧の香りに包まれ、30m離れた場所からでも感じるほどでした。

 

まるで自分が生きている事を訴えてくるような。

 

そんな木の強い生命力を感じました。

 

切り倒された後の切り口を触ってみるとほんのりと湿っており、ついさっきまで吸い上げていた水が木の中に流れていたのがわかります。

 

このブログでも以前お話しした年輪を数えてみるとおよそ70歳の木だという事がわかりました。

 

70年もの歳月を生きてきた木が山での人生を終え、家や建物を支える柱として第2の人生を迎えるその瞬間に立ち会ったのかと考えると、感慨深いものがありました。

 

そう考えると私たちが普段身近に感じている木の家も、長い人生を生きてきた木々たちに見守られている。

 

そんな風に思えた一日でした。

 

 

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